#ハマキモノ

葉巻と着物のことを中心に、毎日ちょっと幸せになるヒントをお届けします。

炎でリラックス

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 何もせずぼーっとしたいと思ったとき、家ではなかなか難しい。試しに椅子に座ってじっとしてみよう。5分もたたず、ケータイをいじったり、普段はイヤイヤやっている家事をしたくなる。

 カフェに行くと、あっという間に時間が過ぎる。窓際の席でぼーっと外を眺めたり、コーヒーを口の中で転がしたり。何かしたわけではないが、リラックスできる。

 バーで葉巻を吸うとき、リラックスするのが1番の目的であることが多い。

 

 

 リラックスしたい欲は葉巻を吸っている間だけでなく、火をつけるところでも高まっている。そんなとき、大きなジェットライターを出されたらたまらない。

 大きいばかりで持ちにくく、どこを押すと火が出てくるか、よく分からない。出る火は勢いが良すぎて、余計なところまで焦がしてしまう。

 何をそんなに急ぐ必要があるのか。葉巻がすぐに吸えるに越したことはないけれど、そんなことならバーに行かず、立ち飲み屋でタバコを吸った方がまし。

 

 マッチは良い。師は、火の温度を比べると、マッチの方がジェットライターよりも温度が低いから、焦げっぽくならなくて良いと言っていたけれど、私の味覚はそこまで繊細じゃない。

それでも、ゆらゆらと揺れる火が葉巻に吸い込まれていくのを見るのは良いものだ。葉巻の先端が、欠けることなくリング状に赤くなる。マッチ1本でそうなったなら、上手くできたとニンマリしてしまう。

コツをつかむまでに、どれだけ犠牲があったことか。マッチの火が保てず、指を焦がしそうになったり、葉巻に綺麗に火がつかず、均一に燃えなかったり。

 上手くいかないこともある。気になることがあって落ち着けないか、葉巻の状態が良くないか。前者であれば葉巻を吸いながらそれについて考えればいいし、後者であれば予想通り、とまたニンマリすることだろう。

 

 葉巻に火をつけるところから、リラックスタイムは始まっている。葉巻を吸うのがメインなので、燃えれば何でもいいんですけどね。