#ハマキモノ

葉巻と着物のことを中心に、毎日ちょっと幸せになるヒントをお届けします。

たまに襲ってくる過去について

 黒歴史。誰にも言いたくない過去の話。

電車に乗っている時とか、本当に唐突に思い出して、頭を抱える。

 

忘れたくても忘れられないし、無かったことにならないので、うまく折り合いをつけて生きていく。

 

こう考えられるようになったのはつい最近のこと。

 

 なにか劇的なことがあったわけではない。

ただ、このまま生きても楽しくないし、何しても思い通りになるか分からないんだから、やりたいことやって生きた方が気分がいい。

 

 今日はそんな気持ちになるまでの話。

 

 

 

昔の話

 

 小学生の頃、50人にも満たない同級生たちの中で、私は確実に女王だった。

小さな村の中で頭も良く、容姿もそこそこだった私は、世界の中心にいると勘違いしたのだ。

小学校の6年間は幼い私を調子づかせるには十分だった。卒業式の写真を見ると、生意気な顔をしていて腹が立つ。先生はさぞかし扱いにくかったことだろう。

 

 そのまま中学生になり、女王扱いされなくなった私は色々とこじらせた。私より勉強できる子はいるし、私よりかわいい子はいる。よく考えなくても当然のことなのに、その事実はじわじわと私を侵食していった。

次第に教室も居心地が悪くなり、トロールのような容姿で図書館の隅で影をひそめて過ごしていた。私が唯一1番だったのは、図書館の貸し出し本数ランキングだけだ。授業も聞かず本ばかり読んでいたので1日3冊くらい余裕で消化していたから当然と言えば当然なのだけれど。

 

 大学生になって誰も今までの私を知らない場所へ来たけれど、女王気質とこじらせ気質を併せ持ってしまいさらにめんどくさい人間に成長していた。なんの根拠もなく、生年月日が1991年11月19日で1と9しか使っていないから、19歳で死ぬんだと思っていた。

 

 19歳になって、20歳になって、私の世界は変わらないままだった。

彼氏もできたし、留学もしたりして初めて会った頃より雰囲気が柔らかくなったよね、と言われるようになったけれど、言われてみればそうかもしれないし、そうじゃないかもしれない程度だった。

 

 

 明日も続きます。