#ハマキモノ

葉巻と着物のことを中心に、毎日ちょっと幸せになるヒントをお届けします。

葉巻とブログ

 ずっしりした木の箱は、湿気で膨らんでいるから少し開けづらい。フタをずらすと、大小さまざまな葉巻たちが顔を出す。その中からお気に入りの一本を取り出して、マッチでゆっくり火をつけた。

 煙をくゆらせながら思い出すのは、新卒で入った会社を3カ月で辞め、ふらふらしていたある日のこと。

 

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喫煙の世界に飛び込む

 

 知り合いに、銀座でシガーバーをつくっているから手伝いに来い、と呼び出された。つくりかけの店内にあったのは、暗めの色調で揃えた、大きな革張りのソファー、木のカウンター。指示された段ボールをカウンターの内側に運び入れ、中に入っているグラスを取り出して食器棚に並べていく。

 

 スタッフが足りないから働かないかと聞かれたとき、やる!、と即答したのは単なる好奇心だ。今まで映画でしか見たことのないような葉巻とバー。面白そうだと思った。

 

 お店にはメニューが図鑑に思えるほどの数の葉巻が置いてあり、お客様もそれを目当てにやって来る。それまでタバコすら吸ったことがなかったが、店員になったからには、喫煙者じゃありません、ではお話にならない。

 

 時給よりも高い葉っぱに火をつけて、煙を口の中に入れ、そのまま出す。形も残らず、栄養にもならない。似たような形でも1本1本違う味がした。

吸うたびに細かくノートを書いた。味のことだけでなく、食前か食後か、合わせた飲み物や自分の体調のこと、その場の雰囲気。

 

 葉巻は、その時の気分や体調、時間、飲んでいるお酒に合わせて吸う銘柄を変える。人によって好みも違うので、私がおいしいと思うものを、お客様がおいしく感じるとは限らない。

 100種類以上の葉巻を吸い終わる頃には、葉巻の世界にハマっていた。

 

 

ブログを始める

 

 設備上の都合で店が閉店することになり、新しい仕事を探し始めた。葉巻を扱うお店が良かったけれど、なかなか見つからず、ふとブログを書いてみようと思いついた。題材は決まっている。葉巻のことだ。

 学生のころは授業を聞かず、机の中に本を隠して読んでいた。完結させたことはないけれど、小説も書いていた。日記は続かなかったけれど、葉巻のことなら、いくらでも語るネタはある。

 

 毎日コツコツ書いていると、色んな人が見てくれているのが分かった。スターの数だったり、読者数だったり、会ったことのない人が反応をくれた。

 もちろん、素人の文章をだれが読むんだと自問自答して恥ずかしくなることもある。うまく書けなくてイライラもする。そんなときは、葉巻を吸う。

 

 煙を口いっぱいにためて、ゆっくりと吐き出す。燃えている先や、口から出る煙を見ながら、頭の中を整理する。おいしいはずなのに、変な苦みを感じるのは、頭がグルグルしているせいだ。

 私がブログを書くのは、たくさんの人に葉巻の良さを知ってもらうため。じゃあそれを伝えるためにどんな文章を書けばいいのか。思考が整うにつれて、葉巻がおいしくなっていく。

 

 私はこれからも、葉巻のことをブログに書き続ける。いつか、どこかのバーで、スタッフに葉巻を吸い始めたきっかけを問われて、私のブログを読んで、と答えてくれる人が現れたら、すごく、すごくうれしい。

 

一生抱えていく後悔(再稿)

 

死ネタを含みます。自己責任でお読みください。

 

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葉巻を吸うときに必要なもの

 

 葉巻を吸う場合、何が必要なのか説明したいと思います。

絶対に必要なもの、あった方が良いもの、余裕があれば揃えたいもの、の3つに分けて紹介します。

 

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一生抱えていく後悔

 

 死ネタを含みます。自己責任でお読みください。

 

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#自分への取材手帳 ログ 2018/03/26-04/01

 

 すっかり日記ブログになってしまっていてすみません…

最近書いてすぐアップするのをやめて、一度寝かせてから書き直しているので、更新が遅くなっております。

 

 先週もバッタバタでした。

 

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フォロワーを増やすための、逆転の発想 #ゆうこす本編集チーム

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 誰かに何かを届けたいと思ったとき、どのSNSを使いますか?

ツイッター、インスタグラム、Youtube…色々な方法がありますが、「共感」してもらうためにはインスタグラムを使うといいですよ!

 

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煙を文字にする

 学生の頃は、授業を聞かず、机の中に本を隠して読んでいた。今となってはそれらの内容を全く覚えてないけれど、文章を書けるのは、あの時間のおかげだと思う。

 

 文章を書き始めたときから、題材は決まっている。葉巻のことだ。

 

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